幸福感を追い求める『PITY ある不幸な男』

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|作品紹介

映画:『PITY ある不幸な男』

監督:バビス・マクリディス

脚本:バビス・マクリディス、エフティミス・フィリップ

ギリシャの映画監督、バビス・マクリディスが監督したブラックコメディ映画です。主人公の男性が、自らの幸福感に執着している様子が描かれています。

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|あらすじ

主人公の男性は、事故で妻が入院した際に初めて「不幸」を経験し、それ以来不幸な出来事があると幸福感を感じるようになります。

周囲の人々から同情されることで彼はますます幸福感を感じ、やがて自分の不幸を願うようになります。

しかし、彼が不幸になるための環境を作り出すことに成功した結果、自らが求めていた幸福感は失われてしまうという皮肉な結末が待ち受けます。

|来歴

主演を務めるのは、ギリシャの俳優ヤニス・ドラコプロスです。

哀愁があり、作品の雰囲気に非常にマッチしていました。

かのま
かのま

かなり面白かったですが、監督も俳優も聞いたことなかったな。

|見所

本作の見所は、主人公が自分の幸福感を追い求める姿勢と、彼の奇妙な行動が描かれている点です。

主人公の内面的な葛藤がストレートに描かれていることが特徴的です。彼の欲望や執着が、まるで別人のように描かれるシーンもあります。

また、周囲の人々から同情されることで彼は幸福感を感じる様子が描かれることで、現代社会での人間の孤独や弱さが示唆されています。

全体的に、本作は哲学的なテーマや社会的な問題を、ブラックコメディというジャンルを通じて描いた作品として、独自の魅力を持っています。

かのま
かのま

「なんでケーキを作ってくれないんだ」って隣人に催促するところ笑ったな。

|おわりに

幸福追求の果てに人間の本性が暴かれる、哲学的な映画です。

ブラックコメディの要素が取り入れられながらも、深い人間ドラマが描かれています。

主人公が自分自身の心理状態に囚われていく様子が、独特な雰囲気とともに描かれているのも印象的です。

本作を観た観客は、幸福とは何か、不幸とは何かと考えさせられることでしょう。

また、ラストシーンは主人公の運命を暗示するように描かれており、彼が自らの欲望に振り回される姿が強く印象に残ります。

かのま
かのま

映画を通じて、幸福に対する捉え方や人間の本性について考えさせられますね。

コメント

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