現実と仮想現実が交錯する『13F』

映画

|作品紹介

映画:『13F』

監督:ジョセフ・ラスナック

脚本:ジョセフ・ラスナック、ラヴェル・センテノ=ロドリゲス

|あらすじ

ヴァーチャルリアリティの技術を使って、1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた主人公のダグラス。

ある日、上司であるフラーが殺されたことをきっかけに現実と仮想現実を行き来しながら調査を進めていくことに。

|来歴

本作の主演であるダグラス役を演じたのは、アメリカの俳優クレイグ・ピアーコです。

彼は、ブロードウェイでの活躍でも知られており、映画『シンデレラマン』にも出演しています。

|見どころ

この映画の最大の見所は、現実と仮想現実の融合というテーマです。

映画は、現実と仮想現実の世界を行き来することで物語を進めていきます。仮想現実の中に入り込むことで、現実世界では解決できない謎や事件の真相を解明するために、キャラクターたちは駆け引きを行います。

CG技術を使った映像表現にも注目が必要です。この映画は、1999年に制作されたにもかかわらず、CG技術を駆使した没入感のある仮想現実の世界が描かれており、現在でも十分に楽しめるレベルのクオリティを持っています。

また、サスペンス要素が含まれており、謎解きに没頭することができます。映画のラストでは、全てが一つの大きな謎解きに繋がり、予想外の結末が待ち受けています。

かのま
かのま

主人公が自身の世界が現実なのかを疑い、世界の果て(プログラムが完成していない部分)を見つけたシーンが印象的でした。

|おわりに

『13F』は、未来のテクノロジーと犯罪を巧みに融合させたサスペンス映画。

現実と仮想現実が交錯する世界観、見事なCG技術、そして予想外の結末など、多くの要素が折り込まれています。

次第に、筆者自身が「自分が住んでいる世界は本物なのか?」と考えてしまうほど没入していました。

物語が複雑であることから、観る人を飽きさせず、予測不能な展開が楽しめる作品となっています。

かのま
かのま

仮に『グランド・セフト・オート』のような世界に入ってしまったら、自身の世界が仮想現実だと気づけるのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました